大学院 アカハラ 事例


大学院でのアカハラ事例

私が知りうる限りの大学院でのアカハラの事例を紹介します。

アカハラに該当するレベルではないものを含まれるかもしれません。
しかし、公にアカハラが認められるのは、かなり酷いレベルなのが現状です。

※私が通っていた大学のこととは限りません。


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大学院でのアカハラ事例1 突然の休日登校の強要

私の友人のケースです。

「明日(土曜日)、この実験装置見てて。動かしっぱなしだから誰か見てないといけないんだよ。」
といって、前日に突然言われるケースです。

あらかじめ決まっている場合、早めに言ってくれれば、どうにかなるものの、
前日に突然言われるため、予定が入っている場合は困りものです。

断るようなそぶりを見せると卒業をチラつかせるという見事なアカハラっぷりでした。

お願いをするのではなく、優位な立場を利用した強要であるため、明らかなアカハラです。

大学院でのアカハラ事例2 「論文に名前が載らない」

これは色々な大学でよく聞くケースです。

ほとんど大学院生が自分で行った研究を、指導教授が論文として執筆したものの、その大学院生の名前が載っていないというケースです。 研究者にならないのであれば、論文に名前が載るかどうかはそれほど重要ではないかもしれません。
しかし、もしも研究者になるのであれば、それは自分の実績になるので重要なことなのです。

知り合いの女子大学院生がこのケースでかなり揉めたと聞きました。

大学院でのアカハラ事例3 「卒業しない方がいいんじゃない?」

私の友人が修士論文の執筆中に、教授から浴びせられた言葉です。
この大学院生と指導教授は、元々関係がいまいちだったのですが、
卒業間際の時期になって、卒業をさせないような圧力を教授がかけはじめたのです。

修士論文の提出期限を専攻が定めたものよりもかなり早めに設定して、
書き終わらないように仕向けていました。

「その日までに書き終わらなければ卒業はないから」とハッキリ言われました。
その後にも「卒業しない方がいいんじゃないの?」という言葉もでてきました。

ちなみに、前倒しされたその日程には特に深い意味はないのです。

常識的に考えて執筆し終えるのは不可能だったのですが、彼はなんとか書き上げて卒業しました。

アカハラが生まれる原因

大学院でアカハラが生まれる原因は主に2つあると思います。

卒業(修了)できるかどうかは教授しだい

アカハラの原因は、卒業権限を指導教授が握っていることにあります。

所定の単位を取得し、修士論文の審査に合格すれば、卒業(修了)できるのですが、
修士論文を審査するのは主に指導教授です。

他の教授も審査をすることになっていますが、実際には指導教授のさじ加減が全てです。

この絶対的な立場的優位性がアカハラを生み出します。

研究室という閉鎖的な空間

人間誰しも、監視されなくなると、自制が利かなくなります。
そこでやりすぎちゃう教授がいるんです。

「そういえば、となりの研究室のあの人、最近いないな〜」と思っていたら自殺していたということがありました。
それくらい情報が外に漏れないんです。漏らさないようにしているのかもしれません。
ちなみに、その研究室のメンバーでさえ、そのことを教授以外で知っていたのは1人だけでした。

東大アカハラニュース

私は東京大学でいくつものアカハラを見てきましたが、いずれも公にはなっていません。

しかし、東大では、すでに公になっているアカハラが多数あります。

そのうちのいくつかを紹介するので、参照してみてください。

【ニュース】東大、アカハラで50代准教授を懲戒処分
http://kanamitsuno.wordpress.com/2011/04/28/news-2/

アカデミック・ハラスメント行為による懲戒処分について
http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_220112_j.html

東大の某大学院研究室に於けるアカハラについて
http://togetter.com/li/269850

東大助教授が助手にアカハラ 停職2カ月の処分
http://mimizun.com/log/2ch/rikei/1148989051/

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